まるなげ賃貸教室

専門のプロが賃貸のお部屋探しと契約で失敗しないために絶対知っておいたほうが良いことを全部わかりやすく解説します!

【専門プロが解説】紛争防止条例(東京ルール)ってなに?

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契約って難しい専門用語や書類が多くて何のことかわかりにくいですよね…。

とりあえず言われるがままに署名捺印をしてしまっている方のために、わかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてみてください♪

 

【目次】

 

賃貸住宅紛争防止条例って、どんな条例?

正式名称は「東京における住宅の賃貸借に係る紛争の防止に関する条例」と言います。

一般的には東京ルールと言われたりもします。

これは、近年増加している賃貸住宅の退去時の原状回復や入居中の修繕をめぐるトラブルを防止するために東京都が作った条例です。
条例では、これから賃貸住宅を借りようとする人に、原状回復の基本的な考え方や実際
の契約書において借主の負担がどうなっているのかなどについて、契約前に宅地建物取
引業法に基づく重要事項説明に併せて、別途書面を交付して説明するよう宅地建物取引業者(以下「宅建業者」という。)に義務付けています。 
ご注意!
この条例は、住宅の賃貸借において、原状回復等に関する法律上の原則や判例により定
着した考え方を、契約前に、宅建業者が借受け予定者に説明することを義務付けたものですので、賃貸借契約の内容や敷金の精算方法について規制しているわけではありません。 

 

説明する内容は?

宅建業者が説明する具体的な内容として、条例施行規則第2条第3項に基づく「説明を
適正に行うために必要な事項」を定めています。
要約すると次の4点になります。
①退去時における住宅の損耗等の復旧について(原状回復の基本的な考え方)
②住宅の使用及び収益に必要な修繕について(入居中の修繕の基本的な考え方)
③実際の契約における賃借人の負担内容について(特約の有無や内容など)
④入居中の、設備等の修繕及び維持管理等に関する連絡先 

条例の対象となるのは?
宅建業者が媒介(仲介)や代理を行う、東京都内にある住宅の新規の賃貸借契約(更新契約は除く)です。
ただし、店舗・事務所等の事業用や、宅建業者を通さずに貸主と直接契約を結ぶ場合は除きます。
また、東京都外の宅建業者であったとしても、東京都内の物件を媒介(仲介)・代理する場合
 は、説明が義務付けられます。

 

説明をしなかったらどうなるの?

宅建業者が条例第2条に規定する説明の全部または一部を行わなかった場合、知事は指導・勧告を行うことができます。

また、勧告に従わなかった宅建業者については、会社名や代表者名等を公表することができます。

 

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【専門プロが解説】重要事項説明書ってなに?契約書との違いは?

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契約って難しい専門用語や書類が多くて何のことかわかりにくいですよね…。

とりあえず言われるがままに署名捺印をしてしまっている方のために、わかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてみてください♪

 

【目次】

 

重要事項説明書とは

重要事項説明書とは、宅地建物取引士が借主または買主に対して物件や条件に関する一定の重要事項について説明し交付する書面のことです。

不動産の取引条件などは内容も難しいことから、契約締結に先立って専門的知識を有する宅地建物取引士が借主や買主にわかりやすく物件の内容を説明するのが重要事項説明です。
重要事項説明書は、借主や買主を守るための書面であり、借主や買主が誤った判断で契約することを防止する役割があります。

重要事項説明は、宅地建物取引業者(不動産会社)が書面を交付し、宅地建物取引士が面談して口頭で説明しなければならないことになっています。
ただし、賃貸に限っては「IT重説」が認められているので、わざわざ不動産店舗に行かなくてもパソコンやスマホなどの端末を利用した説明を受けることが可能です。

「対面重説」や「IT重説」にしても、重要事項説明は借主や買主が契約の諾否を判断するために行うものであることから、「契約が成立する前まで」に行われるものとなります。

 

重要事項説明書と契約書との違い

賃貸借契約書とは、貸主と借主の取り決め事項を書面化したものです。
物件の所在や賃料、契約の解除などの基本的な取り決めが記載されています。

重要事項説明書は不動産会社が借主に対して交付する書面であるのに対し、賃貸借契約書は貸主と借主の間で締結する書面となります。

目的は、重要事項説明書は借主の「契約前の判断資料」であるのに対し、賃貸借契約書は貸主と借主の間における「契約後のトラブル防止」という違いがあります。

重要事項説明書は不動産会社が説明すべき書面となっているが、賃貸借契約書は不動産会社が説明すべき書面とはなっていません。

重要事項説明書はあくまでも不動産会社を通じて物件を借りる際に発行される書面となります。
不動産会社に発行義務がある書面であることから、例えば不動産会社を介さずに貸主と借主が直接賃貸借契約を行うようなケースでは重要事項説明書は存在しないということです。

基本的には賃貸借契約書の方が重要な書類であり、重要事項説明書は契約前に交付される判断資料という位置付けとなっています。

 

重要事項説明書で見るべきポイント

【供給処理施設】
供給処理施設とは、主に水道、ガス、電気、下水といったインフラの整備状況のことです。
特に、ガスについてはプロパンガスだと入居後のガス代が一般的に割高となるため注意したいですね。

【設備の整備状況】
設備の整備状況とは、どのような設備が設置されているのかという情報です。
古い物件の場合には、エアコンや温水洗浄便座が設置されていないことがあるため、必要な人は確認しておいたほうがいいと思います。

【更新に関する事項】
更新に関する事項についても確認しておきましょう。
定期借家契約と呼ばれる契約の場合、更新ができないため気を付けましょう。
定期借家契約とは、基本的には契約期間満了時に確定的に賃貸借契約が終わってしまうため、契約終了時に退去しなければならない契約のことです。
しかし、「再契約可」の場合は更新のように住み続けることが可能です。
契約期間満了後も更新して住み続けたい場合には、更新できる普通借家契約の物件を選びましょう。

【用途や利用の制限】
重要事項説明書では、用途や利用の制限も記載されています。
最近は、賃貸借契約書にも禁止事項が規定されているため、重要事項説明では契約書の条文を引用しているものが多いです。
賃貸借契約書に禁止事項が規定されていない場合には、重要事項説明書で制限事項をしっかりと確認しましょう。

【管理の委託先】
重要事項説明書には、管理の委託先も記載されています。
入居後の具体的な連絡先となるため、管理会社や担当者の名前をしっかりと確認しておくことがポイントです。

 

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【専門プロが解説】賃貸のゼロゼロ物件(なしなし物件)てなに?~注意点~

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賃貸の契約をする時には初期費用(契約金)が掛かりますが、これがだいたい家賃の5~6ヶ月分くらい掛かるので、結構なお金が必要になりますよね。

本当は引っ越したいのに、このお金がないから引っ越せない人も多いのでないでしょうか。

そんな時に、初期費用(契約金)が安い「ゼロゼロ物件(なしなし物件)」は嬉しいですよね!

ちなみに、これは「敷金と礼金が0円」のことですので、初期費用が0円なわけではありません。

でも、単純に「安いからラッキー♪」と思うと危ないかもしれません…。

「なんでゼロゼロなのか」をしっかり理解してお部屋探しをしましょう!

 

【目次】

なんでゼロゼロ?

ご存知の方も多いかもしれませんが、普通に考えると大家さんも敷金礼金は絶対欲しいはずなのに、あえてゼロゼロにしている理由は「とにかく早く決めたいから」が一番多いです。

例えば、新築物件の募集で完成までに絶対全部屋埋めたいから思い切って「ゼロゼロキャンペーンにしよう!」とかなら全然良いのですが、一般的には「そうしないと入居者が決まらくて困っているから」がほとんどだと思います。

そんな物件は、なにか「決まらない理由」がある可能性が高いかもしれませんから「ゼロゼロ物件は安くて良い物件」と思うのは要注意です!

もちろん、そんな理由などなく、純粋に大家さんが良い人すぎるなんてケースもあるかもしれませんので、その辺をしっかり見き分ける必要がありますね。

ちなみに、「ゼロゼロ物件」は通常(敷金礼金1ヶ月ずつ)の契約と比べて家賃が高い可能性があります。

また、初期費用を安くした代わりにせめて長く住んでほしいからという理由で「短期解約違約金」が条件になっている場合もあります。

短期解約違約金の相場は「1年または2年以内に解約したら家賃の1ヶ月分を支払う」が一番多いと思います。

 

退去時は高くなる?

敷金は退去時の原状回復費用(クリーニング代など)のために貸主(大家さん)に預けておくお金ですので、敷金が0円なら退去時が心配になりますよね。

これは物件や管理会社によって異なりますが、敷金が無い時は契約金の項目に「退去時クリーニング代」など決まった金額請求がある場合があります。

その場合は基本的にその金額内で原状回復を行うので、なにか壊したり傷つけたりしなければ退去時に請求されることはないと思います。

しかし、契約金に「敷金」も「退去時クリーニング代」も無ければ、退去の時に高額の請求があるかもしれませんので要注意です!

 

まとめ

初期費用(契約金)はもちろん安いに越したことはありませんが、安いには安いなりの理由がありますので、十分気を付けましょう!

 

 

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【専門プロが解説】賃貸の初期費用(契約金)と契約について

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賃貸契約において一番不安なのは、

初期費用(契約金)っていくら掛かるの?

契約ってなにが必要でなにをするればいいの?

ではないでしょうか。

そんな方のために、わかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてみてください♪

※あくまでも一般的な場合ですので、予めご了承ください。

 

【目次】

初期費用(契約金)の支払い

入居審査を無事に通過したら、次は初期費用(契約金)のお支払いになります。

このお支払いで大事なポイントは、

入金期日を守る

ことです!

当たり前のことですいません(笑)

でも、意外と忙しかったりすると忘れがちになるんで気を付けましょう!

お支払い方法は、一般的に現金か銀行振込かクレジットカード決済です。

クレジットカード決済は対応してる不動産屋と対応してない不動産屋がありますので事前に確認しましょう。

 

【初期費用(契約金)の概算】

一般的な初期費用(契約金)の内訳は下記のとおりです。

※あくまでも一般的な概算です。

地域、物件、管理会社によって異なります。

・敷金(1ヶ月分)

礼金(1ヶ月分)

・前家賃(1ヶ月分)

・仲介手数料(1ヶ月分)

・保証会社初回保証料(0.5ヶ月分)

・火災保険(12.000~25.000円)

・鍵交換(10.000~30.000円)

・その他(抗菌消毒、24Hサポートなど)

だいたい契約する家賃の5~6ヶ月分くらいが目安です。

 

契約(署名捺印)

契約内容をしっかり確認することは当然ですが、契約の大事なポイントは、

署名捺印漏れに気を付ける

ことです!

もちろん不動産屋で契約を行う時は契約担当者が漏れがないように教えてくれると思いますが、遠方などで郵送契約を行う時は署名捺印漏れがで失敗する方が多いと思います。

なぜこれが失敗かと言うと、この署名捺印漏れが原因で引っ越し当日に鍵を受け取れない状態になってしまう可能性があるからです。

署名捺印の順番は基本的には下記のとおりです。

「仲介業者、管理会社」

   ↓

「借主(契約者、入居者)」

   ↓

「貸主(大家さん)」

借主が期日までに完璧な署名捺印を行わないとその後の貸主の署名捺印も遅れて、最悪の場合、引っ越し日に鍵が間に合わない可能性もありますので、十分気を付けましょう!

そして、署名捺印と同じくらい大事なのが「必要書類の提出」です。

これも基本的には期日までに契約書と一緒に提出しないといけないものですので、事前に確認と用意をして忘れずに提出しましょう!

 

【契約時の必要書類】

※あくまでも一般的な場合で、契約内容、物件、管理会社によって異なります。

【契約者(入居者)】

・印鑑(シャチハタ不可)

・身分証明書(免許証、保険証など)

・住民票原本(引っ越し前のもの、3ヶ月以内に発行されたもの、マイナンバー記載のないもの)

・家賃引き落とし口座がわかるもの(引き落としの場合のみ)

・銀行届出印(引き落としの場合のみ)

・その他(要確認)

【連帯保証人】

・実印(実印の場合のみ)

・印鑑登録証明書(実印の場合のみ)

・連帯保証人引受承諾書(契約書に署名捺印しない場合の別紙)

 

まとめ

最初のお部屋探しを始める段階で、実際に決めるつもりの家賃からおおよその初期費用(契約金)を計算しておきましょう!

良いお部屋を決めた後に契約金が高くてそこに住めないなんてことにならないように気を付けましょう。

また、契約時に必要なものも事前に把握しておき、スムーズに進められるようにしましょう!

 

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【専門プロが解説】賃貸の申し込みと入居審査について~必要なものと流れ~

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良いお部屋が見つかったら、そのお部屋の「入居申し込み」をする必要があります。

でも、初めての賃貸契約ならどうしていいかわからないですよね。

大事なポイントがありますので、しっかり理解してスムーズに進めましょう♪

※あくまでも一般的な場合ですので、予めご了承ください。

 

【目次】

申し込み

まず賃貸物件の場合、基本的には「仮押さえ」や「仮申し込み」など、とりあえずの軽い気持ちで申し込みすることができませんので、契約することを前提に正式な申し込みをする必要があります。

申し込み手続きには、基本的に管理会社指定の申込書に必要事項を記入することと、身分証明書のコピーが必要ですが、申し込みで一番大事なポイントは、

先着順の一番手を取る

ことです!

基本的に賃貸物件のお部屋は複数の不動産屋が募集と紹介をしてるので、あなたと同時に何人もの方がそのお部屋を検討しているかもしれません。

そのお部屋を契約して住めるようになるには、まず一番手の申し込みをする必要があります。

ちなみに、一番手が入っても二番手、三番手を受け付ける物件もございますが、理由としては、一番手の方が審査落ちになった時の保険や、先着順の番手は関係なく全部の申し込みから同時に審査して選びたい管理会社や大家さんの意向です。

 

もう一つの大事なポイントは、申込書類は

出来るだけキレイな字で書く

ことです!

実は、意外とこれが大事なんです。

記入した申込書をもとに審査をしますので、その内容を「不動産屋」「管理会社」「保証会社」「貸主(大家さん)」などたくさんの人が見ます。

この時に、当然ですが書いてある字が読めないと内容が分かりませんので、審査が進みません。

最悪の場合、これは前例が何件もあることですが「ものすごく汚い字で書いた」というだけで審査を落とされた人もいらっしゃいますので、出来るだけキレイな字で書きましょう。

入居審査

入居審査とは、その人が入居後に「ちゃんと家賃を払えるか」「トラブルを起こさないか」「なにかあった時に保証してくれる人はいるか」などを見極めるものです。

そのため、申込書の「勤務先」「年収」「連帯保証人」などが重要になります。

申込書類に不備などがなければ、基本的にはすぐに審査が始まります。

審査に掛かる時間は、早ければ当日や翌日に完了することもありますが、基本的には約3~5日くらいです。

必要な対応を早急にする

ことです!

すいません、わかりにくいですよね(笑)

少しだけ具体的に説明すると、例えば申し込み時にわからなくて書けなかった連帯保証人の勤務先や年収などは、出来るだけ早く確認して提出しましょう。

また、収入証明書を求められることも多いので、そちらも出来るだけ早く提出しましょう。

提出期日は管理会社や大家さんによって異なると思いますが、期日を過ぎると審査落ちになってしまう可能性もありますので要注意です!

あとは、電話による本人確認も大事ですね。

審査時には契約者と連帯保証人に管理会社や保証会社から本人確認の電話が掛かってくることがありますので、こちらも期日までに必ず対応しましょう。

 

【申し込み時、審査時に必要なもの】

申し込み時や審査時に必要なものは一般的には下記のとおりです。

・必要事項をすべて記入した申込書類

・身分証明書(免許証、保険証などの両面コピー)

・収入証明書(源泉徴収票、給与明細書、確定申告書など)

※就職予定の方(内定通知書、採用通知書)

 

まとめ

せっかく良いお部屋を見つけたのに、他の人に取られたり審査で落とされたりしたらショックですよね。

そうならないために、大事なポイントをしっかり押さえてスムーズに契約まで進めましょう♪

 

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【専門プロが解説】賃貸の内見のコツと注意点を教えます!~もう失敗しない~

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お部屋探しで一番楽しいのは「内見」の時ではないでしょうか。

少しワクワクドキドキしますよね♪

でも実は、この内見で失敗する人が多いんです!

スムーズに良いお部屋を見つけて決められるように、しっかり注意点を意識して内見しましょう!

 

【目次】

 

内見のコツ

最近は検索サイトやアプリにほぼすべての情報が載っているので、内見をせずに決める方も増えてきましたが、内見する時の大事なポイントは、

たくさん内見しすぎない

ことです!

誰でも失敗したくないから、条件に近いお部屋をできるだけたくさん内見して決めたいと思いますよね?

でも、賃貸物件のお部屋は基本的には一点物で、必ずと言ってもいいほど「一長一短」なので、たくさん内見すると全部のお部屋で「ここは良いけどここはイマイチ」となってしまって、本当はそのお部屋で全然大丈夫なのに決められなくなってしまう可能性があります。

ですので、内見をする時は事前に検索サイトやアプリ、不動産屋で希望条件に合うお部屋をたくさん見て、その中から3件くらい、多くても5件くらいまでに絞って内見することをオススメします!

また、内見して決めるお部屋が見つかったらその場で採寸もしておくことをオススメします。

 

内見は必要?

昔のインターネットが普及してない時代は、お部屋探しをする時は街の不動産屋しか物件情報を持っていなかったので、必ず不動産屋に行かないといけませんでした。

その頃の不動産屋はとても頼りになったし、全部お任せしてお世話になった人も多かったと思いますが、その分、悪い不動産屋に行ってしまうと騙されたりあまりにも営業が強くて嫌な思いをした方も多かったと思います。

特に女性の方は一人ではお店に入りにくかったですよね。

でも今は、インターネットにほぼすべての物件情報が載ってますので、不動産屋に行かなくても、自分で良いお部屋を見つけて決める方がとても多くなりましたね。

検索サイトやアプリにお部屋の写真はもちろん、動画や最近ではVR内見なんかも増えてきました。

さらに、Googleマップストリートビューで現地確認や周辺環境までわかるので、ほとんど自宅でお部屋探しが完了してしまいます!

もう時代は「不動産屋に行かない賃貸契約」かもしれませんね♪

 

まとめ

今は「内見する人」と「内見しない人」がハッキリ分かれる時代になったので、自分でお部屋探しを選べるようになりました。

皆さん、自分に合った形で良いお部屋を見つけてください♪

 

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【専門プロが解説】賃貸のお部屋探しから決めるタイミングまで全部教えます!~もう失敗しない~

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お引っ越しをする際は、まずは自分の希望条件に合う理想のお部屋を探すところから始まりますが、ここがお引っ越しの8割くらいを占めるほど一番大事なところですね。

ここを正しく理解して、正しい判断ができれば賃貸のお引っ越しで失敗することは少ないと思います!

ちなみに、ここでいう「失敗」とは「良いお部屋を見つけられなかった」「予定より家賃が高くなった」「迷って決められなくなった」など、引っ越した後に後悔してしまうことです。

そうならないために、このお話を参考にしてもらえると幸いです。

 

【目次】

 

お部屋探しの心得

さっそくですが、お部屋探しで一番大事なポイントは、

賃貸物件で100点満点のお部屋は絶対に存在しない

ということです!

いきなり嫌な事を言ってすいません…。

でもこれを分かってない人がとても多く、ほとんどの人が失敗する理由です。

現実には、賃貸においては80点以上で理想のお部屋なんです。

存在しない100点満点のお部屋を探し続けて、本当に決めるべきお部屋を逃してしまっていませんか?

そうならないために、まず出来るだけ引っ越した後の新生活のイメージをして、絶対に譲れない条件」を3つ決めましょう。

そして、その3つが叶うお部屋があったら他の条件は妥協しましょう。

間違っても100点満点を求めて実際には払えない(払いたくない)家賃に上げて探すのはやめましょう。

家賃を上げても100点満点はないと思いますし、家賃が高くなれば良くなるのは当たり前で、そんな良いお部屋を見てしまうと、もうそれ以下にはできなくなってしまうかもしれないので要注意です!

つまり、一番大事なことは、

お部屋を自分に合わせるのは難しいから、自分がお部屋に合わせる

ということです!

これをしっかり意識してお部屋探しをすれば、きっとお引っ越し後には良かったと思うはずです♪

 

事前打ち合わせ

次に大事なのが、もし相談しなければいけない(したい)人がいる場合は、お部屋探しをする前に希望条件や初期費用(契約金)などについてしっかり話をしてイメージと希望条件を固めましょう!

これを後回しにすると、せっかく良いお部屋を見つけたのに相談したり迷ってる間に募集が終わってしまうかもしれませんし、反対されて希望条件が大きく変わるとまた一からやり直しが必要になり、スムーズに決めることが出来ないので時間を無駄にしてしまう可能性があります。

あとは、もし不動産屋に行く場合は、事前にメールや電話で担当にしっかり希望条件を伝えて打ち合わせをしてから行きましょう!

出来れば希望条件だけでなく、新生活のイメージや家具の大きさ、生活ルーティンまで伝えると、良い担当の方なら万全の準備をしてもらえるかもしれませんし、自分では思ってもみなかった理想のお部屋を提案してくれるかもしれません。

 

決めるタイミング

意外とこれがわからなくて、お部屋探しが上手くいかない方が多いかもしれません。

実際、お部屋を決めるタイミングは難しいと思います。

特に初めてのお部屋探しならなおさらです。

お部屋を決めるタイミングで大事なポイントは2つあるんですが、まずひとつは、

自分で良いと思ったら即決

することです!

こう言うと、いかにも普通の不動産屋の営業みたいですが、でもやっぱりこれは基本です。

理由を簡単に説明すると、賃貸物件のお部屋は常に募集状況が動いているので、当然ですが「良いお部屋ほど早くなくなる」からです。

さらに言うと、お部屋探しをしている人の希望条件は基本的には「安くて、キレイで、広くて…」なので、「あなたが探してる条件は、他の人も探してる条件」で、「あなたが良いと思うお部屋は、みんなが良いと思うお部屋」だからですね。

逆に、すぐに決めなくてもずっと空いているお部屋は、たぶんあなたも良いと思わないと思います。

ですので、しっかり調べた上で良いと思ったら出来るだけ早く決めて一番手の申し込みを取ることをオススメします!

 

次にふたつめの大事なポイントは、

引っ越しをしたい日から逆算して決める

ことです!

一般的には、お部屋を決めて申し込みをした日から約2~3週間後くらいに契約開始日(鍵を受け取って入居できる日、日割り家賃が始まる日)の設定をする必要があります。

わかりやすく説明するために、仮にですが、4月1日からの新生活に合わせて3月31日に引っ越しをしたいとします。

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 その場合、特に一年で一番競争率が高い時期だからというのもあると思いますが、良いお部屋がなくなる前に早く探して早く決めないといけないと思ってしまうかもしれません。

でもそうやってもし2月の上旬頃からお部屋を探し始めて、2月の中旬頃にお部屋を決めたとします。

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そうすると、申し込みから約3~5日くらいで入居審査が終わって、そこからまた約1~2週間くらいで契約金の支払いと契約をして、だいたい2月の下旬頃か3月の上旬頃には契約開始日を迎えるので、そこから日割り家賃が始まってしまいます。

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つまり、実際に引っ越しをする3月末まで約1ヶ月分くらい住んでないのに家賃を払わないといけなくなります。

もちろんすべての契約がそうとは限らず、契約開始日が申し込みから1ヶ月くらい先で大丈夫な物件もあると思いますし、管理会社や大家さん(貸主)にお願いしたらもっと延ばしてもらえるかもしれません。

ただ、基本的にはやっぱり大家さんは出来るだけ早く家賃が欲しいので、あまり延ばしてもらえないことが多く、特に人気物件であればあるほど家賃発生日が早くても大丈夫な人を優先しがちなので、交渉する時は注意が必要かもしれません。

ちなみに、知ってる方も多いと思いますが、最近は契約開始日は通常どおりに設定しても家賃の発生日だけを猶予してもらえる「フリーレント期間(家賃無料期間)」なんてものもあったりするので、そんな条件の物件だとラッキーですね♪

 

まとめ

賃貸のお部屋は、タイミングなどの巡り合わせもあると思いますが、やはり正しく理解して正しく判断することが一番大事です。

新生活へ向けてのお部屋探しは、やっぱり「楽しく」したいですね♪

 

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【専門プロが解説】賃貸の初期費用(契約金)ていくらかかるの?~内訳とその意味~

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賃貸契約をする時には初期費用(契約金)が必要になりますが、この金額の相場を知っておかないと、せっかく良いお部屋を見つけたのに「こんなにお金が掛かるとは思わなかった」「思ったより高くて契約できない」となってしまうかもしれません。

また、内訳がどういう意味のお金なのか知っておかないと「なんのお金?」「本当に必要なお金?」「騙されてるかも…」など不安になってしまうかもしれません。

そこで、一般的な賃貸契約における初期費用(契約金)の内訳とその意味、平均的な金額の相場をわかりやすく簡単に解説していきます!

 

 ※あくまでも一般的な場合であり、借主や貸主の都合、地域、物件、管理会社によって大きく異なりますので、予めご了承ください。

 

内訳と金額

一般的な内訳と金額は下記のとおりです。

・敷金(家賃1ヶ月分)

礼金(家賃1ヶ月分)

・前家賃(家賃1ヶ月分)

・仲介手数料(家賃1ヶ月分)

・保証会社初回保証料(総賃料の0.5ヶ月分)

・火災保険料(10.000円~25.000円/2年間)

・鍵交換費用(10.000円~30.000円)

・その他(抗菌消毒、24Hサポートなど)

概算のイメージとしては、だいたい契約する家賃の5~6ヶ月分くらいが目安です。

 

内訳の意味

・敷金(保証金)

敷金は借主(契約者、入居者)が部屋を汚してしまったり、傷つけてしまったり、設備などを壊してしまった時、解約時(退去する時)にそれを直す修繕費用に充てるために貸主(大家さん)に預けておくお金です。

つまり、預けてるだけですので、綺麗に住めば解約時には簡単なルームクリーニング代だけが引かれて残りは全部返ってくることがほとんどです。

しかし、ペット可物件でペットを飼う場合は、敷金が2ヶ月分とか3ヶ月分になって、その上乗せした分は「敷金償却」だったり、解約時修繕に充てる分が多くてほとんど返ってこない可能性があります。

ちなみに、東京都の物件なら「賃貸住宅紛争防止条例(東京ルール)」という条例があります。

 

礼金

礼金は、単純に大家さんへの謝礼なので基本的には返ってきません。

でも正直、これに納得がいかなかったり、払いたくない方は多いですよね。

もともとは、1923年に発生した関東大震災で家を失った方々が、部屋を貸してくれた大家さんにお礼として払っていたもので、その習慣が今でも続いてる状態です。

また、進学や就職で地方から上京する子供を心配して親が大家さんに「うちの子をよろしくお願いします」の気持ちとして払うことも多かったみたいですね。

ですので、関東以外では礼金制度がないことがほとんどです。

ちなみに、現在は大家さんが礼金を受け取っても、それをそのまま入居者を紹介してくれた仲介不動産屋に「広告料」や「協力金」として払うことが多いので、大家さんの手元には残らない場合がほとんどです。

 

・前家賃

賃貸契約では、基本的に翌月の家賃を前払いする制度なので、契約時に予め契約開始日(家賃発生日)からの日割り家賃を払っておくお金です。

物件や管理会社、大家さんによっては翌々月分の前家賃まで必要な場合もあるので、初期費用(契約金)が高くなってしまう場合がありますが、結局入居後すぐに払うことになる家賃ですので、損してるわけではなく、先に払うか後で払うかの違いです。

 

・仲介手数料

仲介手数料は、物件の紹介や内見をして、その後の契約手続きなどを行ってくれた仲介不動産屋に払うお金です。

一般的には家賃の1ヶ月分が一番多く、0.5ヶ月分や無料の不動産屋もあります。

しかし、手数料が安くても結局は別の名目で同じくらいの請求をされる場合もありますので、しっかり確認が必要です。

詳しくは過去記事で解説していますので、参考にしてください。

 

・保証会社初回保証料

近年では、連帯保証人ではなく「保証会社利用必須」の物件がとても多くなってきました。

保証会社とは、貸主(大家さん)に対して借主(契約者、入居者)の家賃保証を行う会社です。

つまり、もし借主が家賃を払わなかったり、解約時(退去する時)に原状回復費用(修繕費用)が高くて払えなかったりした場合に保証会社が貸主に立て替えて払うので、貸主は安心して契約できます。

借主にとっては、家族に連帯保証人になってもらえる人がいればメリットがなく無駄なお金になってしまいますが、家族に頼める人がいなかったり、契約手続きなどで迷惑を掛けたくない人とかには便利だと思います。

ちなみに、家族に連帯保証人になってくれる人がいる場合でも「保証会社利用必須」の物件ならそれを外すことは出来ないので、どうしても保証会社を利用したくなければ物件を変更しなければいけなくなります。

「初回保証料」の相場は、一般的に総賃料(家賃+管理費や共益費)の50%が一番多いですが、安い場合は30%、高い場合は100%もあります。

また、保証会社の更新料は会社によって異なりますが、1年ごとか2年ごとに10.000円~20.000円くらいが掛かります。

※借主の審査内容次第では「保証会社+連帯保証人」を求められる場合があります。

※保証会社の審査はクレジットカードの入会審査と同様に、過去に支払いの遅れなどがあると通らない場合があります。

 

・火災保険

物件によって「家財保険」や「住宅総合保険」などの違いはありますが、これらは基本的にほとんどの物件で加入が義務付けられています。

だいたいの料金相場は、10.000円~25.000円くらいです。

保険会社は基本的にその物件の管理会社や大家さん指定となってますが、自分で好きな会社に加入できる場合もありますので、確認しましょう。

 

・鍵交換費用

鍵交換は、前の入居者が使ってた鍵を新しい入居者用に鍵とシリンダーを交換するもので、前の入居者が合鍵を作ってる可能性があり、不法侵入や盗難被害のリスクを回避するためです。

昔は交換しないことがほとんどでしたが、最近は防犯意識が高くなってきたので交換が必須になってきました。

そしてこの費用は、借主(契約者、入居者)と貸主(大家さん)のどちらが負担するか、よく問題やトラブルになることですが、現状一般的には借主負担が多いです。

もしこれに納得できない場合は貸主や管理会社に交渉してみてもいいかもしれませんが、ハッキリ言って契約までは借主より貸主や管理会社のほうが優位なので「それなら借りてもらわなくて結構です」と入居を断られる可能性があるので要注意です。

 

・その他(付帯)

一般的に「付帯」と言われるもので、これこそ物件によって異なりますので一概には言えませんが、一般的には「抗菌消毒施工」や「24Hサポート」などがあります。

抗菌消毒施工は、居室内に虫などを発生しにくくするものですが、これをしたからと言って絶対でなくなるわけではなく、あくまでも保険のようなものと考えましょう。

一般的な相場はだいたい10.000円~35.000円くらいです。

24Hサポートは、もし管理会社の営業時間外などに設備の異常やトラブルが起きた場合でも、365日24時間いつでも駆け付けて対応するサービスですので、私個人的には加入をオススメします!

もちろん、なにもなければ無駄なお金にはなってしまいますが、これも何かあった際の保険と考えましょう。

またこれらの付帯と言われる項目は、必須の場合と任意の場合がありますので、必ず確認して必要なければ外して初期費用を抑えましょう。

最後に、初期費用(契約金)の内訳項目で気を付けなければいけないのが「契約事務手数料」です。

これは、一般的に「契約する際の書類作成費用」ですが、それは基本的に仲介手数料に含まれているものですので、もし仲介不動産屋と管理会社が一緒であれば、その請求をする不動産屋は少し気を付けたほうがいいかもしれません。

 

まとめ

初期費用(契約金)は、契約する物件の家賃や仲介不動産屋、管理会社によって大きく異なります。

決して安くない、結構なお金が掛かりますし、悪質な不動産屋だと本当は必要ない費用まで請求してくるかもしれませんので、ちゃんとその内訳や費用の意味を理解することがとても大事です。

 

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【専門プロが解説】賃貸の仲介手数料てなに?払いたくない~不動産屋の存在価値~

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突然ですが、皆さんは「手数料」というものをどう感じてますか?

簡単に言うと、誰かが誰かに何かをしてもらった「お礼」のお金ですが、正直、納得と満足をしてないお金は払いたくないですよね…。

当然ですけど、私は「払うべき対価」はしっかり納得と満足をした上でお支払いしたいと思います。

しかし、賃貸の仲介手数料ほど曖昧なものはないと思います。

 

 

賃貸の仲介手数料について

 

賃貸の仲介手数料は、簡単に言うと「物件の広告」「内見同行」「申し込み手続き」「契約手続き」「交渉」など、お部屋探しから入居までの業務を行ってくれた不動産屋にお礼としてお支払いするものですよね。

でも、そもそも、この仲介手数料ておかしいと思いませんか?

例えば、家賃5万円のお部屋と20万円のお部屋、仲介不動産屋のやること(仕事内容、業務)はまったく同じなのに、仲介手数料は違うんです。

家賃5万円の契約では仲介手数料5万円、家賃20万円の契約では仲介手数料20万円

本当に不思議ですよね。

私は仲介手数料そのものを否定しているわけではないんです。

そのお金に相応しい業務をやってもらって納得と満足をしたならちゃんと払うべきだと思いますし、貰う側もその自信があるなら堂々と貰うべきだと思います。

でも、そうじゃない場合が多くありませんか…?

もし皆さんが賃貸の仲介手数料に納得と満足をしていないのであれば、仲介手数料完全無料」のサービスをオススメします!

ちなみに、「仲介手数料無料」を謳っていても、実際には別の名目でお金がかかる場合があるので、十分気を付けましょう!

 

不動産屋の存在価値

 

特に皆さんが仲介手数料や不動産屋に疑問や不信感を感じる時は、自分で良いお部屋を見つけた時じゃないでしょうか?

私は昔と今では不動産屋の存在価値が違うと思います。

昔のインターネットがまだない時代は、引っ越しをする時、お部屋を探す時は、街の不動産屋しか情報を持ってなかったので、絶対に近くの不動産屋にいかなければいけませんでした。

なので、その時代の不動産屋はとても頼りになる(頼らざるを得ない)存在でしたし、とても存在価値が高かったと思います。

でも今は、インターネット上にほぼすべての情報が載っているので、不動産屋に頼らなくても自分でお部屋を探して決めることが出来ます。

検索サイトやアプリが充実しいて、お部屋の写真や動画はもちろん、最近ではVR内見なんかも増えてきました。

周辺環境もGoogleマップで確認が出来ます。

私の感覚では、皆さん自身でお部屋探しの約8割くらいが終わってませんでしょうか?

そうなると、不動産屋は「ただ内見したいお部屋の鍵を持ってるだけ」「ただ契約できる免許を持ってるだけ」の存在になってしまいます。

でも、私は不動産屋の業務形態やシステムはあんまり変化(進化)してないように感じます。

当たり前のように、「そういうものだから」と言って仲介手数料を取ってる気がします。

 

まとめ

 

今後の不動産屋は、仲介手数料の意味や存在価値を改めて考えて、時代に合った、お客様に求められる変化と進化が必要だと思います。

 

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【専門プロが解説】賃貸のお部屋探しから入居までを簡単に詳しくわかりやすく

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年が明けたらすぐ、2月~4月はお部屋探しとお引っ越しのハイシーズンですね。

一年で一番物件が動き、一番競争率が高い時期です。

特にこの時期に初めて一人暮らしする方や、初めて引っ越しをする方も多いと思います。

そんな方は、新生活の「楽しみ」と同じくらい賃貸契約の「不安」もありませんか?

そんな中で「良いお部屋」を見つけてスムーズに入居するには、賃貸のことを出来るだけ正しく知ることがとても大事です!

そこで、これから賃貸のすべてを出来るだけ簡単にわかりやすく、でも意外と誰も教えてくれないことは具体的にズバズバ説明していきたいと思います!

この記事を読んで、皆さんのお部屋探しが「もっと楽しく」、賃貸契約が「もっと簡単に」なり、出来るだけ失敗のない素敵な新生活を送っいただければ幸いです♪

 

【目次】

※賃貸契約は借主や貸主の都合、物件や地域によって大きく異なりますので、予めご了承ください。 

 

それでは、本題へ入ります。

 

☆お部屋探しから入居まで☆

 

①お部屋探しのコツ

まず最初に、お部屋探しで一番大事なポイントは、

賃貸物件で100点満点のお部屋は絶対に存在しない

ということです!

いきなり嫌な事を言ってすいません…。

でもこれが現実で、賃貸においては80点以上で理想のお部屋なんです。

そのために、まず出来るだけ引っ越した後の新生活のイメージをして、絶対に譲れない条件」を3つ決めましょう。

そして、その3つが叶うお部屋があったら他の条件は妥協しましょう。

間違っても100点満点を求めて実際には払えない(払いたくない)家賃に上げて探すのはやめましょう。家賃を上げても100点満点はないと思いますし、家賃が高くなれば良くなるのは当たり前で、そんな良いお部屋を見てしまうと、もうそれ以下にはできなくなってしまうかもしれないので要注意です!

つまり、お部屋探しのコツは、

お部屋を自分に合わせるのは難しいから、自分がお部屋に合わせる

ということです!

これをしっかり意識してお部屋探しをすれば、きっと引っ越し後には良かったと思うはずです。

 

②不動産屋さん選び

不動産屋は本当にたくさんあるので、どこが良いのか選ぶのは難しいですよね。

そんな不動産屋さん選びで大事なポイントは、

総合仲介の不動産屋に行く

ことです!

意外と知らない方が多いかと思いますが、検索サイトやアプリで募集を出している不動産屋しかそのお部屋を紹介できないと思っていませんか?

実はそんなことないんです!

今の時代、市場にあるほぼすべての物件はインターネット上に出ていて、基本的にはほぼすべて紹介可能なので、自社で管理してる物件しか紹介してくれない不動産屋ではなく、市場にあるすべての物件をまとめて紹介してくれる総合仲介の不動産屋に行くことをオススメします!

 

③内見

最近は検索サイトやアプリにほぼすべての情報が載っているので、内見をせずに決める方も増えてきましたが、内見する時の大事なポイントは、

たくさん内見しすぎない

ことです!

誰でも失敗したくないから、条件に近いお部屋をできるだけたくさん内見して決めたいと思いますよね?

でも、賃貸物件のお部屋は基本的には一点物で、必ずと言ってもいいほど「一長一短」なので、たくさん内見すると全部のお部屋で「ここは良いけどここはイマイチ」となってしまって、本当はそのお部屋で全然大丈夫なのに決められなくなってしまう可能性があります。

ですので、内見をする時は事前に検索サイトやアプリ、不動産屋で希望条件に合うお部屋をたくさん見て、その中から3件くらい、多くても5件くらいまでに絞って内見することをオススメします!

また、内見して決めるお部屋が見つかったらその場で採寸もしておくことをオススメします。

 

④お部屋を決めるタイミング

意外とこれがわからなくて、お部屋探しが上手くいかない方が多いかもしれません。

実際、お部屋を決めるタイミングは難しいと思います。

特に初めてのお部屋探しならなおさらです。

お部屋を決めるタイミングで大事なポイントは2つあるんですが、まずひとつは、

自分で良いと思ったら即決

することです!

こう言うと、いかにも普通の不動産屋の営業みたいですが、でもやっぱりこれは基本です。

理由を簡単に説明すると、賃貸物件のお部屋は常に募集状況が動いているので、当然ですが「良いお部屋ほど早くなくなる」からです。

さらに言うと、お部屋探しをしている人の希望条件は基本的には「安くて、キレイで、広くて…」なので、「あなたが探してる条件は、他の人も探してる条件」で、「あなたが良いと思うお部屋は、みんなが良いと思うお部屋」だからですね。

逆に、すぐに決めなくてもずっと空いているお部屋は、たぶんあなたも良いと思わないと思います。

ですので、しっかり調べた上で良いと思ったら出来るだけ早く決めて一番手の申し込みを取ることをオススメします!

 

次にふたつめの大事なポイントは、

引っ越しをしたい日から逆算して決める

ことです!

一般的には、お部屋を決めて申し込みをした日から約2~3週間後くらいに契約開始日(鍵を受け取って入居できる日、日割り家賃が始まる日)の設定をする必要があります。

わかりやすく説明するために、仮にですが、4月1日からの新生活に合わせて3月31日に引っ越しをしたいとします。

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 その場合、特に一年で一番競争率が高い時期だからというのもあると思いますが、良いお部屋がなくなる前に早く探して早く決めないといけないと思ってしまうかもしれません。

でもそうやってもし2月の上旬頃からお部屋を探し始めて、2月の中旬頃にお部屋を決めたとします。

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そうすると、申し込みから約3~5日くらいで入居審査が終わって、そこからまた約1~2週間くらいで契約金の支払いと契約をして、だいたい2月の下旬頃か3月の上旬頃には契約開始日を迎えるので、そこから日割り家賃が始まってしまいます。

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つまり、実際に引っ越しをする3月末まで約1ヶ月分くらい住んでないのに家賃を払わないといけなくなります。

もちろんすべての契約がそうとは限らず、契約開始日が申し込みから1ヶ月くらい先で大丈夫な物件もあると思いますし、管理会社や大家さん(貸主)にお願いしたらもっと延ばしてもらえるかもしれません。

ただ、基本的にはやっぱり大家さんは出来るだけ早く家賃が欲しいので、あまり延ばしてもらえないことが多く、特に人気物件であればあるほど家賃発生日が早くても大丈夫な人を優先しがちなので、交渉する時は注意が必要かもしれません。

ちなみに、知ってる方も多いと思いますが、最近は契約開始日は通常どおりに設定しても家賃の発生日だけを猶予してもらえる「フリーレント期間(家賃無料期間)」なんてものもあったりするので、そんな条件の物件だとラッキーですね♪

 

⑤申し込み

まず賃貸物件の場合、基本的には「仮押さえ」や「仮申し込み」など、とりあえずの軽い気持ちで申し込みすることができませんので、契約することを前提に正式な申し込みをする必要があります。

申し込み手続きには、基本的に管理会社指定の申込書に必要事項を記入することと、身分証明書のコピーが必要ですが、申し込みで大事なポイントは、

先着順の一番手を取る

ことです!

基本的に賃貸物件のお部屋は複数の不動産屋が募集と紹介をしてるので、あなたと同時に何人もの方がそのお部屋を検討しているかもしれません。

そのお部屋を契約して住めるようになるには、まず一番手の申し込みをする必要があります。

ちなみに、一番手が入っても二番手、三番手を受け付ける物件もございますが、理由としては、一番手の方が審査落ちになった時の保険や、先着順の番手は関係なく全部の申し込みから同時に審査して選びたい管理会社や大家さんの意向です。

 

⑥入居審査

申込書類に不備などがなければ、基本的にはすぐに審査が始まります。

審査に掛かる時間は、早ければ当日や翌日に完了することもありますが、基本的には約3~5日くらいです。

必要な対応を早急にする

ことです!

すいません、わかりにくいですよね(笑)

少しだけ具体的に説明すると、例えば申し込み時にわからなくて書けなかった連帯保証人の勤務先や年収などは、出来るだけ早く確認して提出しましょう。

また、収入証明書を求められることも多いので、そちらも出来るだけ早く提出しましょう。

提出期日は管理会社や大家さんによって異なると思いますが、期日を過ぎると審査落ちになってしまう可能性もありますので要注意です!

あとは、電話による本人確認も大事ですね。

審査時には契約者と連帯保証人に管理会社や保証会社から本人確認の電話が掛かってくることがありますので、こちらも期日までに必ず対応しましょう。

 

【申し込み時、審査時に必要なもの】

申し込み時や審査時に必要なものは一般的には下記のとおりです。

・必要事項をすべて記入した申込書類

・身分証明書(免許証、保険証などの両面コピー)

・収入証明書(源泉徴収票、給与明細書、確定申告書など)

※就職予定の方(内定通知書、採用通知書)

 

⑦初期費用(契約金)の支払い

審査を無事に通過したら、次は初期費用(契約金)のお支払いになります。

このお支払いで大事なポイントは、

入金期日を守る

ことです!

当たり前のことですいません(笑)

でも、意外と忙しかったりすると忘れがちになるんで気を付けましょう!

お支払い方法は、一般的に現金か銀行振込かクレジットカード決済です。

クレジットカード決済は対応してる不動産屋と対応してない不動産屋がありますので事前に確認しましょう。

 

【初期費用(契約金)の概算】

一般的な初期費用(契約金)の内訳は下記のとおりです。

※あくまでも一般的な概算です。

地域、物件、管理会社によって異なります。

・敷金(1ヶ月分)

礼金(1ヶ月分)

・前家賃(1ヶ月分)

・仲介手数料(1ヶ月分)

・保証会社初回保証料(0.5ヶ月分)

・火災保険(12.000~25.000円)

・鍵交換(10.000~30.000円)

・その他(抗菌消毒、24Hサポートなど)

だいたい契約する家賃の5~6ヶ月分くらいが目安です。

 

⑧契約

契約内容をしっかり確認することは当然ですが、契約の大事なポイントは、

署名捺印漏れに気を付ける

ことです!

もちろん不動産屋で契約を行う時は契約担当者が漏れがないように教えてくれると思いますが、遠方などで郵送契約を行う時は署名捺印漏れがで失敗する方が多いと思います。

なぜこれが失敗かと言うと、この署名捺印漏れが原因で引っ越し当日に鍵を受け取れない状態になってしまう可能性があるからです。

署名捺印の順番は基本的には下記のとおりです。

「仲介業者、管理会社」

   ↓

「借主(契約者、入居者)」

   ↓

「貸主(大家さん)」

借主が期日までに完璧な署名捺印を行わないとその後の貸主の署名捺印も遅れて、最悪の場合、引っ越し日に鍵が間に合わない可能性もありますので、十分気を付けましょう!

そして、署名捺印と同じくらい大事なのが「必要書類の提出」です。

これも基本的には期日までに契約書と一緒に提出しないといけないものですので、事前に確認と用意をして忘れずに提出しましょう!

 

【契約時の必要書類】

※あくまでも一般的な場合で、契約内容、物件、管理会社によって異なります。

【契約者(入居者)】

・印鑑(シャチハタ不可)

・身分証明書(免許証、保険証など)

・住民票原本(引っ越し前のもの、3ヶ月以内に発行されたもの、マイナンバー記載のないもの)

・家賃引き落とし口座がわかるもの(引き落としの場合のみ)

・銀行届出印(引き落としの場合のみ)

・その他(要確認)

【連帯保証人】

・実印(実印の場合のみ)

・印鑑登録証明書(実印の場合のみ)

・連帯保証人引受承諾書(契約書に署名捺印しない場合の別紙)

 

⑨鍵の受け取り

いよいよ入居間近ですが、ここで大事なポイントは、

引っ越し前日までに受け取る

ことです!

もちろん、もっと余裕を持って受け取るにこしたことはないですが、遅くても前日には受け取ることをオススメします!

基本的に鍵の受け取りは契約開始日(家賃発生日)以降ですので、日割り家賃がもったいないからと、引っ越し(荷物搬入)日と契約開始日を一緒にしてしますと、万が一なにかトラブル(契約の不備や株式会社の都合など)があった時に鍵を受け取れないと大変ですよね!

ちなみに、逆に早く鍵を受け取ったからといって契約開始日より前に入居や荷物の搬入をするのはやめましょう。

そもそも契約違反になってしまうかもしれませんし、何と言っても一番の理由は保険の適応が効かないからです!

万が一、火事を起こしてしまったり、何かトラブルを起こしてしまった場合は、大きな損害賠償などを求められる可能性もありますので、十分気を付けましょう!

 

⑩入居

ついに最後の待ちに待った入居ですが、もはや大事なポイントは、

どうか素晴らしい新生活を送ってください

ですね♪

 

☆まとめ☆

①賃貸物件で100点満点のお部屋は絶対に存在しない

②総合仲介の不動産屋に行く

③たくさん内見しすぎない

④自分で良いと思ったら即決、引っ越しをしたい日から逆算して決める

⑤先着順の一番手を取る

⑥必要な対応を早急にする

⑦入金期日を守る

⑧署名捺印漏れに気を付ける

⑨引っ越し前日までに受け取る

⑩どうか素晴らしい新生活を送ってください

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで全部読んでくれた方、本当にありがとうございました!

この記事が皆さんのお役に少しでも立てたら幸いです。

 

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